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社員日記

うちの子 陽菜子

情報政策室の 青山です。

我が家には
うちの子になって2年の
繁殖リタイア犬 9歳のチワワがいます。

今、毎日気になって仕方がないのは
長野県松本市の1000頭以上を飼育していた繁殖屋の事件
もう長いこと日本全国の動物ボランティアたちの間では有名な
不都合な真実。
悲惨なパピーミルが日本中に存在する事。

この事実を知ってから
シニアの繁殖リタイア犬を迎えるようにしています。
最初の子は10歳のお母さんキャバリアでした。

手足は自分の排泄物にやけて真っ赤に染まり
すべてをあきらめたような表情
外では一歩も歩けず最初は抱っこでお散歩に行っていました。
草が風に揺れるとびっくりして
あまりよく見えていない目を真ん丸にしていました。
家の中でもずっと同じ場所をクルクル回っていました。

すでに10歳というシニア犬になっていましたが
私によくなつきました。

噛むことは悪いことだと知っていたのか
誰に対しても何をされても歯をあてることはありませんでした。
ただ、私以外の人が抱っこをすると
そーっと体を離そうとする面白い子でした。(笑)

しばらくすると
尻尾をぶんぶん振りながら楽しそうに駆け回るようになりました。
その幸せそうな姿を見ると私も幸せな気持ちになったものでした。
「すみれちゃーーん」と名前を呼ぶと
“ピューーーー”とまっしぐらにかけてくるくせに
時々 ドアの陰に隠れたりして
顔を出しながら、じらすように逃げていく。
お茶目なかわいい子でした。
今は虹の橋の下で私を待っています。

(“虹の橋”:なくなったペットは
虹の橋のふもとで飼い主が来るのを待っている
というペットロスを経験した人たちのための伝説。)

そんな遊び心のある表情豊かな子たちが
私たちと同じように痛みやかゆみを感じる
赤い血のかよった心ある命が
子犬を生ませるためだけの機械として
横になることもできないような
過酷な中に今この時もおかれています。

多くの動物ボランティアたちが心を痛めているこの事実
所有権のせいで
助けたくても助け出せない子たち
何とかしたくて
多くのボランティアが
誰かに褒められるわけでもなく
お金になるわけでもなく
(自分の時間や身銭を切ってでも)
命を助けるために
地道に活動を続けています。

あの事件も
やっと大きなニュースになって明るみに出て
喜んでいたのに
数百頭がどこかへ消えてしまった。

今も過酷な状況の中にいる子たちに
満足な食事と
ゆっくり寝られる空間。
痛みのない毎日と
撫でてくれる暖かな手が
届いてくれることを願ってやまない。

子犬じゃなくても、なつきます。
どんな子なのか性格も風貌もはっきりわかっています。

どうか
ペットを迎えるときには
そういう子たちにも目を向けてほしいと
いつもいつも思っています。

 

 

 

 

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